言わなくてもいいことをしゃべり,自分の価値を下げる人は多い。
まさに,「覆水盆に返らず」
政治家,芸能人だけでなく,友人,いや,そもそもあなた自身が,言わなくてもいいことを言ってしまう人かもしれない。
言わなくてもいいことをしゃべるタイプの人はおおきくわけて5種類いるそうだ。
自信過剰型,瞬間湯沸かし器型,八方美人型,饒舌型,うっかり型だ。
自信過剰型は,断定的な物言いが多かったり,相手の発言をさえぎったりする。
瞬間湯沸かし器型は,自分の気分が悪いときに暴言を吐いてしまったり,弱みをつかれると、カッとなってしまう。
八方美人型は,いつもは相手の話に合わせているが,リラックスすると,警戒心がゆるんで思ったことをそのまま口にしてしまったり,人前で話すと,アガって失言が飛び出しやすかったりする。
饒舌型は,知っていることはすぐに口に出して喋ってしまったり,おだてにのって,いい気分で喋ったりしてしまう。
うっかり型は,思いつくと、よく考えないで喋り出してしまったり,その場をとりなおそうとして,結局余計なことを言ってしまう。
これは,現実の言動だけでなく,SNS上での発言も含まれる。
酔った勢いで,変なことをTwitter上に書き込んでしまって,信用を落としたり,他人を傷つけたりする。
その人の人となりというのは,大体その人の話す内容で伝わってくるのだ。
だから,話す内容に「言わなくてもいいこと」を盛り込んで話す人は信用されないし,好かれないだろう。
自分がどのタイプであるかをきちんと認識し,
言わなくてもいいことを言わないでいる技術を身に着けることは大切だ。
私自身にそう言い聞かせつつ,この技術をきちんと身に着けて,日常生活で実行していきたく思う。
- 作者: 植西聰,しりあがり寿
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/02/16
- メディア: 単行本