ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けてから1か月。視力0.05→1.5

ICLとは「視力を矯正する手術」のことです。
私は先月、ICL手術を受けて視力が0.05から1.5になりました。
本当にやってよかったな~と感じています。
術後約1か月が経過し、これといったトラブルもなく、見え方も安定したので、手術をするに至った経緯や、実際の手術の流れ、感想等を書いておこうと思います。

 

ICLとレーシックの違い

まず、ICLとレーシックの違いを整理しておきます。

ICL:眼の水晶体と虹彩の間に人工のレンズを挿入することで近視や乱視を矯正する治療
レーシック:眼の表面にある角膜をレーザーで削り、角膜の形状を変えることによって近視、遠視、乱視を矯正する治療

手術料金の相場としては、ICLが50~70万円程で、レーシックが25〜35万円程です。

なぜ、レーシックではなくICLを選んだのか?

理由として大きく三つあります。下記の通りです。
・ICLが「元に戻すことができる、可逆性のある手術」だから
・ICLは「近視の戻りが少なく、同じ見え方が維持できる」から
・ICLのほうが「レーシックより色鮮やかな見え方を実感できる」との話を聞いたから

「レーシックは角膜を削る手術なので、もし角膜を削りすぎてしまったときに戻せないですが、ICLはもしもの時に取り出せる」というところが、一番の決め手になりました。

そもそも、なぜ手術をしようと思ったのか?

メガネをかける生活がめんどくさいし、コンタクトレンズを付けるのはもっとめんどくさい。これから老眼になるまでの人生を裸眼で生活できるようになりたいと強く思うようになったためです。

手術前後の流れ<概要>

・事前検査、レンズ注文、日程相談
・手術3日前からの点眼
・手術当日
・翌日検査
・1週間後検査
・1か月後検査

手術前後の流れ<詳細>

・事前検査、レンズ注文、日程相談
検査は10種類以上。途中、検査の為に、瞳孔を開く目薬を差して、待機する時間もあり、約2時間ほどかかりました。
その後、カウンセラーの方と相談し、手術方法の確認、料金見積もり、契約、支払い等を行いました。私は適応するレンズがなくて待ちとなったため、手術日は追って相談となりました。2、3か月待ちと言われていましたが、約1か月後には連絡があり、手術日を確定しました。

・手術3日前からの点眼
手術3日前から、事前検査日に渡された目薬を朝、昼、夜、就寝前の1日4回差しました。この点眼を忘れると手術できないので、欠かすことはできません。とても重要です。

・手術当日
午後の手術。食事と点眼を済ませてから、通院しました。
手術前に、保護メガネ受け取りや手術前の確認を行った後、約1時間ほど必要な目薬を時間を空けながら点眼し、それから手術です。
実際の手術は両目で30分ほど。緊張しましたが、照らされた光をぼんやりと見つめているうちに終わりました。目を固定されるため、手術の様子が見えるなんてことはないです。実際の手術よりも、麻酔の注射と目の消毒の方が痛かったです。
その後軽く検査をし、自宅へ直帰。
麻酔が切れた後は痛みが出てきて、見え方もぼんやりとしているため、何もできません。パソコンやスマホを見ること自体が禁止になっているので、決められた点眼を行いながら目を閉じて横になりひたすら寝ます。この日はお風呂入れません。

・翌日検査
起きた瞬間から本当によく見えます。感動。
検査は、視力検査、手術に異常がないかの確認だけなので、15分ほどでさくっと終わります。この日も痛みがあり、見え方が安定しないため、すぐに家に帰って安静に。

・1週間後検査
挿入したレンズが安定しているかを検査です。瞳孔を開く目薬を差して検査するため、少し時間がかかります。この日も異常なしで終了。ただ、帰りに道を歩く際、日差しが眩しくて足元がおぼつかず、とても苦労しました。

・1か月後検査
特に異常なし。角膜の屈折度(気球見るやつ)、眼圧(風出るやつ)、視力検査、診察だけなのでサクッと終わります。

感想

・やってよかった!裸眼で生活できるって最高。このタイミングで手術できたの良かった。コンサートとかも本当に遠くまでよく見える。
・起きた瞬間からはっきり見えるのはすごい。生活満足度向上した。
・手術は怖いし、麻酔などでの痛みはある。特に術後に自分で点眼する目薬が沁みて痛い。
・事前にデメリットの説明を受けるが、ハローグレアは確かに感じる。ただ段々慣れて気にならなくなるので問題ない。
・術後に点眼する目薬が3種類。重要な目薬だけど、回数も多いので面倒だし、忘れそうになる。リマインダーで管理したり、点眼スケジュール表とか作って点眼時に記入していくのがおすすめ。
・術後一か月でも、朝と夜に1回の目薬だけは点眼し続けている(1か月後検査時に追加でもう1本点眼薬をもらう)ので、たぶん術後3、4か月くらいは点眼を続ける日々になる。これは地味に面倒かもしれない。

その他メモ

・ICLは医療費控除の対象になるため、確定申告を行えば税金の還付を受けることができる。これ知らない人多いと思う。私は来年申告するが、軽く計算したところ数万円くらい還ってくるようなので、実質の手術代考えると、お得。
・自分の目に合うレンズの在庫がないと、手術まで数か月待ちになる場合がある。手術を希望するなら、事前検査と手術日決めは早めに行った方がいい。
・休日は混み合うため手術は平日しか空きがない場合が多い。平日が仕事の人は休みを取りましょう。
・検査や手術の際に、瞳孔を開く目薬を点眼する時は、外での眩しさを強く感じやすくなる。サングラスを持って行った方がいい。
(事前検査日、手術日が曇りだったため、瞳孔を開く目薬の効果をそこまで感じなかったが、1週間後検査の日は晴天だったため、外での眩しさを強く感じ、歩くのに苦労した。サングラスを持っているのなら持っていくのをおすすめする。そして、恥ずかしがらずにサングラスを掛けよう。)
・私は都心の病院で受診&手術したが、毎日多くの人がICLやレーシックの手術を受けているのだと知り、不安が和らいだ。手術代が最大で30000円安くなる紹介クーポンをもらったので、まあ興味ある人は連絡くれれば対応します。よければどうぞ。

メトロポリス (@metropoliskun) | Twitter

まとめ

とにもかくにも、最高です。
我ながら、本当にいい自己投資だなって思ってます。
興味がある人は、調べて見たり、実際に医療機関で話を聞いてみるのもいいですよ。
さよならメガネ。さよならコンタクト。
以上です。

(2023/04/16 追記)
一年後検査を受け、異常ありませんでした。視力1.5のままです。
毎日快適で幸せ。本当に手術してよかったです。