「課題の分離」をしよう。それはあなたが考えることじゃない。

アドラー先生は、全ての悩みは対人関係の悩みである と言っています。
つまり、対人関係の悩みが解決されれば、悩みは無くなるというわけです。

でも、そう簡単じゃない。


そこで、役に立つアドラー心理学の考え方の一つである「課題の分離」を紹介します。

「課題の分離」とは「自分の課題」と「他者の課題」を分けて考えることです。

日常生活で「自分が相手からどう思われるか?」と思い悩むことがあるだろう。
でも、この「課題の分離」を使って考えてみれば、

その人が私についてどう感じるかは、その人の課題(他者の課題)であり、私が考えてもしょうがないことだ と分かるよね。・・・その人がどう感じるかは、自分ではどうしようもないことだしさ。

そんなことに時間を使うのではなく、
本当に考えるべきことは、わたしの課題(自分の課題)です。
例えば「自分自身が毎日を楽しく生きる」とか、「自分の理想実現向けて、何が必要だろうか?」とかそうゆうこと。

その人はその人で、私は私。
その課題は,あなたの課題であり、私の課題ではない。

過干渉してトラブルになったりするのも「課題の分離」ができてないから。

「課題の分離」で、その『課題』は自分のものか?相手のものか?を分けて考え、「自分の課題」にちゃんと向き合い、「他者の課題」には踏み込まないようにすることで、生きやすくなると思います。