なぜ私たちには“物語”が必要なのか?

私たちは皆,自分という物語の主人公である。

生きるとは,『物語を紡いでいくこと』そのものだ。

物語は,自分の感情の動きについてや,普段の生活では忘れていることを考える機会を与えてくれる。

私自身,何が好きなのか?何が嫌いなのか?何に心を動かされるのか?

という,自分の感情の動きについて見つめ直す機会にもなるし,

また,そもそも,自分自身がどうゆう人間なのか?何がしたいのか?どのように生きていきたいのか?
という,普段の生活ではあまり考えないことを考える機会にもなる。

物語を大きく二つに分けると,「リアルとしての物語(本物)」と,それ以外の「ファンタジーとしての物語(空想)」がある。

私自身,乃木坂46というアイドルが好きだが,
これは,純粋にかわいい子たちが好きというものだけでなく,
乃木坂46の「リアルとしての物語」が好きだから』という理由だ。
(特に,1期生2期生が築き上げた乃木坂46の“物語”が好き。)

過去ブログ↓

以前,私は,物語を愛する熱狂的アニメオタクだったので,最初に乃木坂46が気になりだしたときに,
その子がなぜアイドルになったのかな?とか,アイドルになってか今日までどんなことがあったのかな?
みたいことがすごく気になり,いろいろ調べていた。そうこうしているうちに,
乃木坂46のことが,そして,推しメンである松村沙友理さんのことが好きになった。

 

アイドルの物語は,私たちの心を癒すにとどまらず,私自身を見つめ直したり,考えたりする機会を与えてくれる。

 

その子の人生の選択が,一つでも違っていたらアイドルにならなかった可能性もあるわけだし。
そう思うとつくづく,アイドルがアイドルとしてあり続けることの尊さを感じる。

また,もちろん私は,ファンタジーとしての“物語”も好きである。

乃木坂46の“物語”に出会うまでは,ファンタジーとしての“物語”のおかげで生きてこれた,といっても過言ではない。
辛く苦しいことや悲しいことがあったとき,現実では癒せないことがある。

そんなときに,物語は私たちを励ましてくれる。強くしてくれる。

底抜けに明るい物語には勇気づけられるし,
悲しい話には共感して涙が流れる。

決して,自分自身を見つめ直したり,考えたりが自分ひとりでできないわけではない。

しかし,様々な“物語”との出会いがあることで,他の誰かの物語を知ったことで,
自分の物語が少しでもより良いものになるように紡いでいけたらいいなって,そうゆうふうに思う。

私たちは,自分以外の物語を生きることは出来ないが,他の誰かの物語を知ることはできるんです。

そして,自分の物語が少しでもより良いものになるように紡いでいくこともできるんです。

映画,本,ドラマ,アニメ,ゲーム,アイドル,人々の営み…
私たちは,様々な物語とともに生きている。

昨今は,生きづらい時代だといわれるかもしれないが
そんなときだからこそ,
私たちの心を癒し,私たちの人生に彩を与えてくれる“物語”が求められているのではないか?

「物語が人々の心を癒し,
    人々の心を強くする。」

私は,このことを確信している。

皆さんが良い物語と出会えることを祈っています。

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